こんにちは、にゃーすです。
とてもとてもお久しぶりの投稿になってしまいました。最後の投稿をしてから1年以上が経過・・
今回のテーマは、「カサンドラ症候群」について。そう、前職と前々職の発達障害と思われる女性と働いたことにより、わたしは確実に「カサンドラ症候群」になってしまったんです・・
国立大学の研究補助でひとり作業
前々職では3人チームのうちの一人にマウンティングをする女性がおり、のちに知り合いの精神科医に相談したところ、その女性は自閉の傾向あり、発達障がいなのでは?との意見を頂き、フルタイムの嘱託職員だったにもかかわらず、3か月で退職した経緯があったので、慎重にパートを探しました。
そのうち、割とすぐに見つけたのが、国立大学の研究補助。研究室でひとりで黙々と作業をするというものであり、それが一番の決め手になりました。わたしは午前中勤務、そしてもう一人の50歳女性が午後勤務ということでスタートしました。
午後パートの女性から時間変更の要請
無事、前任者による1か月間の引継ぎも終わり、女の園でもない、マウントされる心配もないひとり作業が始まりました。もくもく作業は非常に楽しく、国内でもトップクラスの研究に携われることもあり、やりがいもを感じながら順調に毎日が過ぎていきました。
しかし、午後パートの女性が1時間だけ時間を被らせたいと教授に申し出ました。理由はわたしと仕事の内容を確認したいからとのことでした。
わたしは、ちょっと驚いたのですが、研究室が円滑に回ればその方が良いか、と安請け合いしてしまいました。いまとなってはそれがすべての間違いだったと思います。
増えていく困りごと
その午後パートの女性は高卒で、職歴は個人事業主でお弁当の配達しか経験がないということで、被った1時間は、パソコンの電源の入れ方から(!!)、基本的な使い方、エクセル、一度前任者から習ったはずの機械の作業方法まで、全てにおいて質問され、情報の共有を求められました。
それは退勤後でもLINE、電話等でしつこくその都度質問されました。同じ質問でも2~3回目までは普通に答えていましたが、彼女はメモを取りません。加えて、覚えません。
そして、それを指摘すると子供みたいに急にへそを曲げた態度を取り、教え方がキツイ、ここが気に入らない、と言い始めました。何においても「すみません、いいですか?、ありがとうございます」等の挨拶は全くなし。
その後、自分ができる楽な仕事のみを選び、それしかしなくなりました。分からないことは丸投げ。それ以外のパソコン関係、雑務、経理、全てわたしがやりながら、研究補助の仕事も並行して行うことになりました。
何においても「普通」がない同僚
- あいさつができない
- 意思疎通ができない
- メモを取らず覚えない
- 注意するとへそを曲げる
- 何度も同じ間違いを繰り返す
- 大きいひとり言を言うが自覚がない
- 好きな仕事しかしない
- 雑談ができない
- 失礼な発言を平気でする
- 全く反省していない
- 一切手を洗わない
- 研究室の掃除をしない(作業台を汚しても気にしない)
- 目が合わない
そんなことが続くので、上司にかけあい、時間を戻してもらうよう要請しましたが、時すでに遅し。
午後のパートの方がかたくなに拒否したため、両方の意見を聞きましょうということで、30分しか戻してもらえず、結局同じことが30分の間に繰り広げられることに。
発達障がいASD
そんな中でも、何とか自分を奮い立たせて10か月が経ったある日。この10か月は午後パートの女性が自分の好きな仕事を先に選び、残った案件をわたしが行うスタイルになっていたのですが、教授の指示で良い案件がわたしに回ってきました。
すると、
この案件は本当は私の仕事なの!
でもわたしが忙しいからあなたにでも回せばいいってことであなたの仕事になったの。
しかもそれ、そんな重要な案件じゃないし。
私、教授の助手みたいなもんだから~笑笑
と、本当に目の前で普通にさらっと言いました。ちなみに、基本的なビジネスマナー、事務作業、研究に関する専門知識は皆無の高卒50歳女性です。自己肯定感が高く、根拠のない自信がすごい。
それを言い放ったあと、わたしの退勤後にLINEで普通に質問してきたので、
またか・・また自覚のない発達障がいASDに当たってしまったんだ!と確信を持ちました。それは、前職の大学事務と同じ。そして何より、
小姑と同じ・・!
自覚のない発達障がいASDの方って、言っちゃいけないことをさらっと言って、その後、何事もなかったかのように普通に話しかけてくるんですよね。わたしにとってはこれが何よりのストレスでした。
何故ならそれが言ってはいけないことだと思ってないからです。ASDの方からしたら普通のことだからなのでしょう。そしてこういう方々は、それを都合のいいように、そして誇らしげに「わたしって変わってるってよく言われるんだよね~」(実際にこの方に言われた)とか「天然」「素直な性格」と自負しているようです。
職場カサンドラ
気付けば10カ月分のストレスは、確実に身体を蝕んでおり、ここ7年も出ていなかった閃輝暗点が月に6~7回も出てしまい、脳外科でMRI・MRA検査をするはめに。いまとなっては予防薬の投薬が1年以上続いています・・
そして皮膚にも「環状紅斑」ができ、半年以上治らず、皮膚科に通院、ステロイドを服薬することに。
毎日、今日は何を言われるんだろうとか、何が起こるんだろうと憂鬱になり、夜も寝つきが悪くなりました。
結局、職場カサンドラになってしまいました。特に前回、同じ理由で退職したので、今回こそは!という気持ちが強く、こんな風になるまで我慢をして、心身ともに疲れ果てボロボロになってしまいました。
その理由はもちろん、無自覚発達障がいの方にあるのですが、、、実はもう一つ。
意外にもしんどかったのが、周囲の理解を得られにくかったことです。
無自覚発達障がいの方と一番距離の近い立場の者だけが、主な被害を被るからです。いじめの構造と少し似ているようにも感じますが、わたしも最初は専門知識もない、周りの友だちや夫に相談していました。
すると、「人の普通はそれぞれだから」とか「多様性の時代だし」などを言われ、逆にこちらの対応や受け止め方に問題があるかのように言われたことで二度傷つきました。
そんなことが続くと、相談相手にも不信感を持つようになりました。その後、カサンドラのコミュや精神科医に相談したところ、そうではないことが分かり、救われました。
解決策
誤解をしてほしくないのが、自覚のある発達障がいの方々は、本当に生きづらい体験をされているのではないか、ということです。
自身でネット診断をしたり、勇気をもって病院で診断された方もいるでしょう。手帳を申請したり、職場に相談されて頑張っている方もいらっしゃると思います。
ただ、発達障がいに対するケアは割とここ20年程の話で、昔はそういう子どもはクラスに何人かいたけれど、「変わった子」と思われていました。
更に、女の子は気づかれにくい側面があります。そういう発達障がいやグレーの子どもが何のケアもなく大人になって、自身が気付くこともなく定型発達の人たちと同じように働いているケースは多いです。
そうなると、専門知識もないただの一般人が、訳も分からず無自覚発達障がいの方の終わりなきフォローを永遠とすることになります。
専門家(心療内科やカウンセラー)に相談したり、それが難しければ、LINEのオープンチャットなどで当事者の方たちへ相談することは、大きな第一歩です。共感者や理解者がいないと孤独なりますます病みます。
1つ目の解決策としては、何があろうと、全く動じない精神力を持つことです。無自覚発達障がいの方に攻撃するでもない、教えるでもない、自分の仕事だけに注力して、適正な距離を保ち、周りの理解を得て、うまく就業することです。
でもそれができない人が多いから「職場カサンドラ症候群」になってしまうんですよね。したがって、
2つ目の解決策は、部署移動、時間の変更など「離れる」ことです。それができない場合は退職も視野に入れて「逃げて」ください。
結局自分を守れるのは自分自身でしかありません。わたしは1年間耐えましたが、病状が悪化し、いまとなっては閃輝暗点や片頭痛との戦いで日常生活もままらない日もあります。
どうかこの記事が、いま職場カサンドラで悩んでいる方に届きますように!!
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