こんにちは、にゃーすです。
気が付けば桜が咲き、忙しい日々の中でも、春の訪れを感じています。にゃーすのひとり息子氏も、このコロナ禍での受験生でした。失敗しない「ひとりっ子転勤族のための高校受験」について書き記しておきます。
どこの県で高校受験をするのか
うちは、息子氏が小6卒業時に、ちょっと田舎の地方から、地方都市へ転勤になりました。
高校受験を見越して、中1~高3までの6年間は転勤があっても、夫は単身赴任の予定で帯同しました。
つまり、この転勤先が、息子氏の高校受験予定地となったわけです。転勤先の土地では、文教地区を選びました。
県により、受験対策が全く違うので要注意です。
受験予定地の学力
入学した中学校のレベルは、地方都市の文教地区で県内3位以内。実際、転勤前と転勤後の県では、学力格差がありました。
小学校時代は、スポーツや音楽など複数の習い事をしていたこともあり、塾に通わせていませんでした。
ということで、転勤後最初の学校の定期試験では159/275位でした。
ママ友さんからのアドバイス
うちはひとりっ子+転勤族なので、その土地の情報は自分で集めるしかありません。
やっぱり一番頼りになるのは、「ママ友さん」でしょう。とりわけ、上の子がいる・転勤族のママ友さんほど頼りになる存在はありません(#^^#)
転勤後、同じクラスになったママ友さんがまさにこのタイプ。このママ友さんがおっしゃったのが
「一刻も早く、塾へ行かせた方が良い」
というものでした。理由は、そのママ友さんは、上の子が中2で下の子が小5(息子氏と同級生)のときに、
田舎からこの地方都市へ引っ越してきて、すぐに塾へ通わせたが、上の子の受験は間に合わず、公立は諦めて、私立へ行かせたという体験談からでした。
(その悔しさから、私立へ進学した後、トップを走り続け、今年度、指定校推薦で有名私立大学に合格したそうです)すごい!!
入塾
という訳で、息子も入塾を検討することになりました。もう中1だったので、クラスや部活の友だちに自分で情報収集をさせ、自分で選ばせました。
塾の雰囲気や宿題の内容など、実際にいろいろリサーチができたようです。こういう時も、文教地区なのでやっぱり勉強に対して意識の高い子が多いから助かりました。
そして、中1の夏から県内で一番大きい塾に入塾することになりました。
その他、小規模の塾、1対1の個別、寺子屋のような塾など様々な塾があるようです。
どのような塾が子供に合うのか、入塾したあとも、合わなければ変えるくらいの気持ちでいいと思います。
中1の2学期の成績
夏休みから通い始めた塾が、友だちへのリサーチのおかげか、息子氏にピッタリ合っていたようで、
伸びしろしかなかったのも功を奏し(笑)、2学期の定期テストは、77/270位と飛躍的に成績が伸びました。
このころは、部活(運動系)・硬式テニススクールも通っていたのですが、大手の塾はその辺りも充分に考慮してくれ、柔軟な振替をしてくれたのも、良かったです。
そして何よりも、塾の先生との信頼関係でしょう。息子氏は、中学生になってから思春期・反抗期を迎えました。
親の言うことなんて聞きません(笑)でも塾の先生の言うことは聞くんです!!(笑)
進路決定
うちが受験を迎えた地方都市では、高校受験に重きを置いた土地柄で、公立高校上から〇位までが良しとされています。
やはりそんな中で育つと、柔軟性の塊のような息子の「普通」も、ここの土地でできた友だちと同じようになってきます。
要するに、自分も公立高校〇位の学校に行こう!となった訳です。ありがとう、友だちたち・・(/・ω・)/
就きたい職業から考える
とは言え、高校受験がすべてではありません。ずっとここの土地に住むわけではないので、うちにとっては、高校のブランドより、
ざっくりでも、途中で変わったとしても、現時点で、将来自分がどういう方向性の仕事に就きたいのか。
そのためには大学の専門性が必要なのか。理系か文系か。では、どういう大学があるのだろうか。というところまで考えさせました。
進路を決定する過程で、途中で変わってもいいから、自分を見つめなおし、客観視し、自分でビジョンを立てて高校受験に挑めたのではないかと思います。
親としては、途中で就きたい職業や得意なことが見つかったのに、学歴が足りない・専門性がないなどで諦めてほしくないという、願いがあります。
勉強する環境
やっぱり、文教地区の中学校に加え、塾も県内1の大手です。レベルが高くて、成績の維持は、なかなかままなりません。
塾のクラスも上に上がれたり、下がってしまったり。それでも息子氏は嫌になることなく、せっせと塾に通い、模試を受けました。
受験1年前からは、大好きなゲームを自ら封印(笑)それでもアニメ(時間制限有)とiPhone(リビングのみ使用可・10分以内)は離さず、良いあんばいでコツコツ勉強をしていました。
そして、親が「勉強しなさい」と言わなくても自分でしていました。周りの友だちも勉強するのが普通だったみたいです。
これは、やっぱり環境だと思います。親が用意する環境。これが子どもにとっての普通になるんだと思います。今回、転勤によって、にゃーすと夫が用意した環境は
- 地方都市への移住(転勤でたまたま)
- 文教地区の中学校
- 塾(息子氏のリサーチに基づく)
- 「勉強しなさい」の強制がない教育
- マンションによる静かな住環境
- いつでも話を聞く体制
受験当日
中1の夏からコツコツと頑張った受験の日々。長かった・・受験当日、帰宅した息子氏の言葉です。
「自分の実力120%出せたと思う。多分、合格したと思う。でもこれでダメだったとしても、後悔はない。それくらいやりきった!」
自分のしてきた努力(と結果)に対して、自分が認められることができるとすれば、それが成功体験となり、
子どもの自己肯定感を高めることにつながると思います。(もしダメだったとしても)
そして今回、発見したのは、息子氏は本番に強いタイプということです。意外と腹が座っている(笑)
結果は、私立高校と本命の公立高校、どちらも合格することができました(^^)/♪やった~!
まとめ
- 受験地の選定
- 学力の把握
- ママ友さんから情報収集
- 塾のリサーチ・選定
- 最終的に本人に決定権を
- 親がいつでも話を聞く体制を作る
- 勉強しやすい環境を整える
- 受験を成功体験にさせる
「ひとりっ子+転勤族」はちょっと特殊です。
しかし、ひとりっ子・転勤族を不利にさせない!情報が少ない立場だからこそ、親子でリサーチをし、親ができるだけ環境を整えて、後悔のない高校受験を!!
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